Bリーグを盛り上げてバスケのレベルアップ
これまでの日本におけるバスケ人気は、サッカーや野球と比べるとどうしても見劣りしていました。同時に世界とのレベルの差も大きく、アジアの中でも目立った実績があげられていないのが実情です。
そんな中で2016年の秋に開幕したのがBリーグです。それまで2つの団体に分かれていたリーグを、日本バスケ界の発展を目指して統一したのです。
Bリーグの魅力はさまざまですが、その1つはなんと言っても地域に密着したチーム運営でしょう。
プロ野球やJリーグと同様、各地域に本拠地を構えるチーム作りを行うことで、試合や各種イベントを盛り上げ、バスケ界を盛り上げるきっかけとなることが期待されます。実際に観客動員数もBリーグが発足したシーズンはそれまでの1.4倍に増えました。
今後はスタープレーヤーの活躍にも期待がかかります。現在は、かつてバスケの本場であるNBAでプレーした実績をもつ田臥勇太選手がBリーグのチームへ所属していますし、現在NBAのチームに所属する渡邊雄太選手、今後NBAでの活躍が期待される八村塁選手が、日本へ帰ってきてBリーグでプレーすることになれば、プレーのレベルはもちろん、エンターテイメント性も高い試合になることでしょう。
こうした状況の中で次のスタープレーヤーがBリーグから輩出され、良い循環がうまれることも充分期待できます。
サッカーもプロリーグであるJリーグが発足してから人気やレベルが向上し、ワールドカップに出場するまでに成長しました。
同じようにBリーグをきっかけに、日本バスケ界が盛り上がっていくことが、今後期待されるでしょう。